本質の違い

こんにちは!出張鍼灸師Kanaです☀︎

 

今日は、以前あった考えさせられたお話を自分自身整理するためにブログにしたいと思います。

      f:id:hari9kokohare:20211203141404j:image

 

ありがたいことに患者さんから

「会うと気持ちが楽になる」

「触れてもらうだけで体の痛みが和らぐ気がする」

「話してると考えがまとまってスッキリする」

 

と言ってくださる方がいます。

その言葉は、私自身とても救われる言葉です。

 

私は極度の人見知りです。

 

これを言うと、ここ数年知り合った方たちは、揃って「嘘だ」、「貴女が人見知りだったら世の中人見知りだらけ」なんてことを言われる事もあります(笑)

ですが、学生時代以降の知人友人から見たら人見知りの私の方が慣れ親しんだ姿でしょう。

 

私の本質は、知らない事が怖いと感じてしまいます。

初対面の人、知らない土地、馴染みのない考え理論

その全てが恐ろしく感じ、それこそ学生時代は生きづらさも感じていました。

 

なぜ、この話をするかというと、

ある方から家族に対する相談を受けたからです。

その方は、人好きで誰とでも話に行けるし、どこへでも出て興味があることには進んでチャレンジしてきた。

だからこそ、家族の一人が外に行かず家の中で過ごし人との関わりも極端に少なく、習い事もチャレンジしようとしない。その状況にイラついてしまい、つい言葉をキツくしてしまう。

 

なぜ、外に出ようとしないのか、チャレンジできるチャンスが目の前にあるならやるべきじゃないのか。

 

そう思い、連れ出すが結果に伴わず最近では疲れてしまった。

 

話を聞いていてそのご家族さんは私と似た本質の持ち主な気がしました。

 

正直に言えば、その方と私では立場が違う。だからこそ、その方に共感しきれない部分もありました。

ご本人もその事はわかった上です。

 

「なぜ、人と関わっていかないのか。

もしかしたら、怖さがあるのではないですか?」

 

怖い?その言葉を聞いて驚かれていました。

「怖いなんて考えたことなかった。」

と、呟いていたのが印象的でした。

 

人見知り、チャレンジする事ができない人はその理由に怖さを含んでる可能性があります。

それを知らず強いてしまうと、それはご家族からしたら心身共に疲れてしまう。

そして、同時に周りもその状況に気持ちが滞ってしまう。

 

人として変わる必要はありません。

しかし、お互いに理解し合った先に変わる必要がないのです。

 

理解し合うのは難しいですよね。

家族だからこそ幸せを祈るからこそ理解より先に良くしようが働いてしまう。

 

たとえ、血を分けた家族でも本質が違うとすれ違ってしまう事があります。

それを把握しすれ違う前に導くとは難しい。

 

施術をしながら、その方が溜め込んでしまったものを排出しながら補うところを補う。

鍼灸治療はそれを可能にしてくれるような気がします。